様々な事情で親と離れて暮らすこどもたち100人の居場所

鳥取こども学園の乳児院・児童養護施設では様々な事情で親と離れて暮らす乳幼児から18歳までの子どもが生活しており、児童心理治療施設では特に心理的困難を抱えている子どもが生活・通所し、自立援助ホームでは義務教育を終了した子どもが自立準備のために生活 しています。

大多数の子どもたちには実親がおり、親の事情で家を離れ、実家から遠く離れた場所で生活しています。鳥取こども学園では先述の四種類の施設で常時100人以上の子どもたちが生活しております。

この他にも

  • 子どもたちやそのご家族に関する様々な相談を受ける『子ども家庭支援センター 希望館』
  • 保育所『鳥取みどり園』
  • 子どもの心の専門(児童精神科)診療所『こころの発達クリニック』
  • 最長で22歳まで居住し、社会自立のための支援を行う『自立援助ホーム』

など、子どもが自立した大人になっていくまでの人生すべてに寄り添える機能が整っています。

取り組んできたのは、子どもたちが自らの人生を歩んでいくための支援のすべて

鳥取こども学園は、明治39年に戦災孤児救済事業のための私立の孤児院として運営が始まりました。

その後育児院、後に養護施設として発展。子どもを守るための法律である児童福祉法がまだ制定されていない時代から、家庭で養育できない子どもたちを家庭に代わって養育・支援するための様々な取り組みがなされてきました。

様々な事情で親と離れて暮らす子どもたちが直面する実家庭、社会的養護、社会での自立、それぞれのステップにおける様々な困難を乗り越えるために求められる支援のほぼすべてを全国的に先駆けて取り組み続けてきた歴史があります。

徹頭徹尾、子どもの権利を大切にしたい

学園スタッフや当施設の取り組みに関心を寄せていただいた皆様からは、ありがたいことにこのような声を戴いております。

「子どもの権利条約に掲げている生存権、発達権のニーズのすべてに応えることができる全国唯一の場所」

「職員がそれぞれの専門性をもちながら法人全体がチームとして動いている」

「虐待加算、一時保護委託、自立援助ホームなど、制度がないところでも実践を行い、行政に働きかけて政策を変えてきた」

「子どもが夢を語れば徹頭徹尾応援する」

私たちとしても、様々な事情で親と離れて暮らす子どもたちや自立に困難さを抱える子どもたちのため、これらを体現できるよう常に新しい施設の在り方を模索しています。

制度変化の過渡期に曝される子どもたちの居場所

しかし2019年より、学園は運営の危機に直面しています。

当学園の収入のほとんどは措置費(行政から支払い)です。これまで受託していた厚生労働省所管の『地域若者サポートステーション事業』において新規参入した事業者が落札し、さらに厚生労働省が打ち出した社会的養護の新方針により乳児院入所の減少に伴い措置費が減少。1年で改善可能なものもありますが、制度要因の改善には2~3年が必要で数年の赤字運営を余儀なくされています。

この国の社会的養護の未来のため、鳥取こども学園にご寄付ください

制度変更がなされるまでの間、鳥取こども学園の円滑な事業運営を果たし子どもたちの居場所を存続させるために寄付をお願い致します。

御礼として、ささやかではありますが学園だよりの送付等、定期的に学園の状況をお伝えします。

※鳥取こども学園への寄付は、寄付金控除(税制上の優遇措置)の効く寄付金となっております.くわしくはこちら

皆様のご理解・ご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。

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住所

鳥取県鳥取市立川町5丁目417番地

TEL

(0857)22-4206

FAX

(0857)23-0242